gloomyfioreのブログ

フィクションです

4/18 夜

 

新年度を迎えたにも関わらず、相変わらず遅刻ばかりしている私。面白おかしく話すことだけは得意な私。すぐに勘違いして人を非難することをやめられない私。滅茶苦茶に口が悪い私。外見ばかり気にしてしまう私。愛されないと嘆く私。愛したいとほざく彼。愛されたがりの彼女。

 

人間というのは多面的で、誰しもが必ずいろいろな顔を持っている。いろいろな考えを持っている。だからこそ、他人を深く理解するにあたりその人間をいろいろな面で客観的に、ときに主観的に観察することは必要不可欠なのだ。私は物事を自己中心的に考える人間をひどく嫌っていた。

 

「見方次第だ。物事は多面的だ、貴様は底意ばかりクローズアップしている。よく見ろ、気付け 選び放題だ!!どう視る?」

私はこのセリフが大好きだった。そんなことも忘れていた。自己中心的に考え、底意ばかりクローズアップしていたのは、ほんとうは、自分なのかもしれない。けれどそのことにも気付いていなかった私はどうすればいいのか最早わからない。少しばかり疲れた。気付きたい。気付いてはいけないのかもしれない。結局は私は愛されたがりで、自分を悲観的に考えることで慰めているのかもしれない。さみしい。外ヅラにばかり固執している私はもうからっぽなのだ。もういやだ。傷付かないために、常に最悪の状況を前提として物事を捉えていた癖は今更抜けやしないのだろうか。悲しい人間になってしまったものだ。最早収集の術すら見つからない。今夜はもうおしまいだ