gloomyfioreのブログ

フィクションです

 

何故かいつも、傘を忘れる。

 

雨自体はさておき、雨の日が大嫌いだ。

朝起きた時雨音が聞こえてくると、その1日はもうずっと眠っていてしまいたくなる。

敢えて理由を付けるなら、朝の電車はジメジメしていつもより混んでいるし、雨が制服に触れると最悪だし、髪の毛はグチャグチャになるし化粧はヨレるし、いろんなところが滑りやすくなっていてどうにも生きれたものではない。雨の日の外は殺人級に不機嫌な要素を含んでいて、少し怖い。雨の日は、お家で雨音を愉しむくらいで十二分だろう。ご勘弁頂きたい。

もうすぐ梅雨だ。前髪を少し切ろうと思う。

 

 

最近はまた少し調子が悪い。毎日の繰り返しにどうしようもなくなる。学校を少しサボってみたり、買い物をしてみたり、美味しいケーキを食べたりしてみても降下は防げそうにない。それでも投げ出すことの出来ない私にもうんざりする。決して良い子とは言えない私は、決して悪い子にもなれやしない。悪役に同情心など持ち合わせてはいけないのだ。それでも何とか向き合おうと毎日心を侵食する沢山のモヤを整理する為にと言語化を試みるが、1文字すら綴ることが出来ない。それでも言葉にすることを避けてしまってはそれこそ二進も三進も行かないので、足掻く。何も出来ない無力さに虚しく眠る日もある。

 

学校の授業を受けていると、心が死んでいくような感覚を覚えるようになったのはいつだろう。黒板に書かれた文字を眺めているだけの退屈な時間、この教室に、私が居る価値はあるのだろうか。私はもう授業を受けることなど放棄して、教師の声をBGMにしながらずっと本を読んでいた。江國香織の「神様のボート」だ。だいすきなこの本について話していては埒が明かないので止めておく。夢中になって読書していたらいつの間にか授業が終わったことに、少し救われた。いつだって真面目にノートを書く必要などなかった。

 

友達はたくさんいる。両親は優しい。経済的にもわりと恵まれたほうだ。

「自分を不幸だとは思わなかったが、でも、つまらなかった。生きていてもよくわからなかった。どうすればいいのか、どうしてもっと生きなくちゃならないのか。」

神様のボートで、こういう文章がある。

とても贅沢な悩みだと思う。余裕があるからこその悩みだ。私は少し我儘過ぎるのかもしれない。

けれど、やっぱりこのままどうすればいいのかはさっぱり分からない。