gloomyfioreのブログ

フィクションです

迷子

 

急に訪れる落下を伴った楽観は、少しも私に容赦はしてくれない。たまに顔を出す爽快や、いつもそばにいる絶望も、どうして私のことを放っておいてくれないのだろう。

 

唇の皮剥けがいつまで経っても治らない。治りかけてはめくり、治りかけてはめくり、血だらけにしてしまう。治しているのは自分だが、傷付けているのも自分だ。変わらない日々に治らない傷。なんだかうんざりしてしまうようなすべての繰り返しに、いつの間にか明日まで見えなくなっちゃったみたいだ。

 

昔も今も、ずっと誰かに手を引いてもらいたかっただけだと気付いた時、自分の弱さになんだかうんざりしてしまった。